あすなろblog ~2021年 中学受験(SAPIX 通塾)~

2021年中学受験終了の息子の受験日記。サピックス(SAPIX)通塾でした。自己紹介→ goo.gl/Y5h61X

桐朋 ~学校めぐりで印象に残った学校~

以前のブログ記事で、「4年生のうちに、学校見学をしまくった」という内容を記載しました。

見た学校の中から、印象に残ったいくつかの学校を、触れていきたいと思います。

今回は、「桐朋」について。

 (注意)
・あくまで、「我が家の基準」でみたときの視点です
・感じ方は、ご家庭によりますので、「そういう見方をしてる人もいるんだな~」くらいの気持ちで見ていただけるとうれしいです~
・現在の子どもの偏差値は、一旦無視しています・・・!^^;

 

■事前の印象

私は、東京の西部の出身なのですが、東京の西部で、「桐朋」といえば、超名門校。

私は、中学受験をしていませんが、そんな私ですら小学生の頃、「桐朋」の名前は知っていました。また、私が高校受験をした90年代前半は、「桐朋高校」は早慶付属校よりも上の偏差値で、「すげーなー」と偏差値表を眺めていた記憶があります。

ところが、今回、子どもが、中学受験をする段になって、桐朋のことを調べてみると「偏差値・東大合格実績」ともに昔より大きくダウンしており、びっくり(色々と要因があるようですが)

また、ネットを見ていても 「凋落」トーンの記事が多く見られ、「うーん、、、桐朋どうした、、、」 という気分になっていたのが、桐朋の説明会・文化祭にいく前の状態でした。

 

■事後の印象 

が、説明会や文化祭に参加して、印象は大きく変わりました!

  • 一言で言うと、偏差値・進学実績が低下しているとはいえ、脈々と流れる「伝統校・名門校の精神あり」でしょうか
  • 例えば・・・・ 生徒の「自主性」を重んじる校風 / 「自主性」が体現されているイベント(文化祭、クラス旅行、修学旅行) /  科目以外の自由研究の充実  / 素晴らしいOBの方々とのつながり(在卒懇) /  教養主義的な校風 (授業のあり方、高3でも文理に分けない)・・・ などなど
  • 通学路・校舎の雰囲気は、本当によい!! 国立駅から、緑に囲まれた通りを、一橋大学を過ぎながら歩いていると、本当に気持ちが良いです。うちの子どもも、どの学校を見ても、「通学路は、桐朋が一番」と行ってます。
  • 2016年に新しくなった校舎も素敵です。日差しが入る作りや、屋外テラススペース、そして、図書館から見える「みや林」など、非常によいです。「場の空気」「気」がよい感じがします (これは、実際に行ってみて、直接感じるのが一番よいかと)
  • 校庭は本当に広い!都心だとこのスペースは取れないので、これは郊外の学校ならでは。
  • 生徒の皆さんと、説明会や文化祭でお話をしてみましたが、明るく感じのよい生徒さんが多く、子どもも、在校生と楽しく話をしていたようです。
  • 全体的に「本物を教えたい」というアカデミックな雰囲気が流れており、個人的には、(私立)「武蔵」に雰囲気が似ているかな~ と思いました。(武蔵の方が、よりアカデミック感はありますが)

気になるのは、学校の「自己変革力」でしょうか。入試日を追加したのは、一つの変化だとは思います。が、入試改革という表層的な変化ではなく、不易流行の「不易」にあたる桐朋らしさ を重んじながらも、「流行」を視野にいれた、時代にあわせた学校の変革をどう仕掛けていけるかが、今後のポイントではないでしょうか。

伝統校・名門校の気風はありますし、再び盛り返してほしいですね!

 

■参考文献・リンク
桐朋のことを調べていたときに参考にした情報です

中学受験 注目校の素顔 桐朋中学校・高等学校――学校研究シリーズ012
→ 書籍です。桐朋のことが、歴史から含めよくわかります。今の桐朋の雰囲気が形成された過程がわかります。

中学受験 名門中学の子どもたちは学校で何を学んでいるのか
→ 書籍です。この本は名門校と呼ばれる学校を12校取り上げ、学校のプリントやテストも出てきます。学校が大切にしていることが「授業」という側面でわかり、興味深いのですが、桐朋が出てきます。

https://www.syutoken-mosi.co.jp/blog/upload/d7eff3c050032bb1ef5c0504414025f8.pdf
首都もしの「桐朋」の特集記事。桐朋のよいところが、具体例とあわせて、わかりやすくまとまっています。

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