あすなろblog ~2021年 中学受験(SAPIX 通塾)~

2021年中学受験終了の息子の受験日記。サピックス(SAPIX)通塾でした。自己紹介→ goo.gl/Y5h61X

受験国語のオススメ本(1)

今回のブログでは、中学受験国語 文章読解の鉄則 増補改訂版 (YELL books) という本(以降 鉄則本)について書いてみます。

この本は、中学受験国語という観点でみたときに、非常に良い本だと感じています。(検索すると、他にも薦めている方はいらっしゃいますね)

この本に出会った経緯

「国語って読書量じゃない?」「国語って、結局はセンスじゃない?」と思われる方多いのではないでしょうか? 私も実際そう思っていました。

だからこそ、「本をたくさん読みましょう」 とか 「登場人物の気持ちになりましょう」といった方法論が語られるのが、国語です。

いやー、それだけで解決したら苦労しないわ・・・ と思いながら、本当によい方法論ってないのかな~ と思いながら、見つけたのが、「鉄則本」です。

この本の素晴らしさ

  • 「受験国語を解く」という目的で、極力論理的に、かつ、再現性ある形で解く方法論を提示しきっている点が、本当に素晴らしいです。
  • 本を読んでいただけるとわかりますが、まず、「読み方の鉄則」「解き方の鉄則」がいくつかでてきて、鉄則を理解します。
  • 次に、実際の中学入試の問題を、鉄則を用いて、一問一問解いていきます。
  • 私自身、掲載の問題を実際に問いてみて、筆者による、鉄則を駆使した解説に非常に納得!
  • 国語はセンスではなく、数学のように、ある程度「方法論」で解ける! という感触を得ました。
  • ゆえに、正しい方法で練習すれば、受験国語は、絶対できるようになる。
  • 逆に、正しい方法を身につけて解けるようにしておかないと、センスだけでは、6年で行き詰まる・・・ と感じました。

この本は、感覚ではなく、「論理的に答えを導き出すアプローチ」が好きな方には、是非おススメです。(理系の人は、特に好きかも)

サピの国語も一定の方法論はあります。例えば、「背景・きっかけ・気持ち」の「~のに、~ので、~な気持ち」のフレームワークは、その代表例でしょう。ただ、鉄則本の方が、より方法論としては固まっている気がします。

子どもに読ませる?

この本、内容自体は、なかなか難しいです。少なくとも4年生が読む本ではない気がします(成熟した4年生は読めるかもですが)。

我が家では、私がこの本のエッセンスを理解して、「国語Aの読解演習」や、「国語の要(長期休みの宿題)」の、答えあわせで、解き方を確認する際、鉄則本の「鉄則」を用いて、子どもと一緒に答え合わせをしています。素人でも、割といけます。

なお、筆者の井上先生のブログは、以下です。

https://ameblo.jp/hidekun-111/

家庭教師をしていらっしゃるそうですが、いまは満席です。ただ、保護者との国語相談は、日中受け付けていらっしゃるようです。

私(あすなろ)と受験国語(余談)

以下、どうでもいい、私の話^^;

私は、90年代中盤に大学受験をしており、その時に、和田秀樹さんの本を、「受験ノウハウ」を知るために活用していました。

当時の和田秀樹さんですら、「(他の科目に比べて)国語はセンスが左右する面が大きい」と、述べており、国語については、特に明確なノウハウを示していませんでした(国語以外は、全科目明確なノウハウを打ち出していましたが。)

私は、当時国語が大の苦手で、方法論もわからずお手上げ。センター試験は、しょうがなく国語を受けたものの(できなかったなぁ~・・)、二次や私立は、国語を避けて受験に臨みました。

でも、中学受験は、国語が絶対に避けられない。そんな中、出会ったのが、 中学受験国語 文章読解の鉄則 増補改訂版 (YELL books)でした。私も、受験の時に、こういう本に出会っていたかった!

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