サピの何にお金を払っているのか
コロナ影響で、各塾がリアル授業を取りやめざるをえない状況の中、早稲田アカデミーさんからは、「NNのWEB双方授業をやります」という広告。
なるほど・・・こうきたか・・と。
一方で、我が家は(というか 私が)、サピの授業がなくなろうと、他塾のWEB授業の動きを見ようと、「サピから他塾に移ろう」と、全く思わないのですが、「なんで そう思わないのかな~?」と ぼんやりと思っていました。
「サピの信者」だから?(笑)
はい、それはあるかもしれません。
もう少し、質問を変え、
「サピの何にお金を払ってんだろうな・・・?」
と考えてみたところ、私の場合、
カリキュラム > レベルの高い母集団 > 授業 >・・・(他色々)
という、不等号かもしれない と。
●カリキュラム
サピ側は、「授業が勝負です」と言っているので、サピの売りは授業 のように感じるのですが、2年+α サピに通ってみて思うのは、
「カリキュラム編成力」「(膨大な)作問力」が、本当にすごいな・・ ということです。
「これやってれば、絶対受かるわ~(実際はやりきれないけど(笑))」と確実に信じられます。
・4年→5年→6年前期→6年夏→6年後期 と美しく回るスパイラル
・忘れたころに、忘れた単元を確実に刺してくる土特
・・・などなど、
「一気に詰め込んで全体感を掴ませて、あとからポイントをちゃんと理解させる」
「忘却曲線に徹底的に抗う」
といった、カリキュラム作成者の”魂”のようなものを感じます。
受験って、「これをやったほうがいいかも」「あれをやったほうがいいかも」と目移りしだすと危険なので、自分が信じられるなにかを 一心不乱にやるってのが大事な気がしていますが(自分自身、過去色々手を出して失敗した経験上・・・^^;)、サピのカリキュラムは信じるに値するな~と。
●レベルの高い母集団
月例の塾内模試のたびに、ほんと~~~~にレベルの高い集団でやってんだなと思います。
「え・・・ この難易度で、こんなに平均点高いの・・?」
「ちょっと手を抜くと、一気に下がるな・・・」
と思わされたことは何度もあります。
特に、サピ偏差値55後半(αの入り口あたり)あたりからの壁が、本当にきつい・・・ (我が家は、超えられないどころか、むしろ後退してしまった^^;)
どんなに勉強しても、「これで サピ的には普通レベルだよな・・」「上位層は、もっとやってんだろうな~・・・」 と思えることが、とても励みになります。(時々 いやにもなりますけど(笑))
受験は、基本的には個人戦ですが、団体戦の側面もあるので、レベルの高い母集団に身を置くこと自体が、今後を考えてもよいのかなと思います。
ってなわけで、その次に「授業」という感覚なので、我が家は、
「リアル授業のほうが、そりゃーいいけど、動画授業は、何度も見たり、途中で止めたりできるから、これはこれで いいかもね~」
くらいの、お気楽な感じで受け止めて、淡々と勉強してますが、どうなんだろう・・・?
もちろん授業は重要なので、リアル授業復活を願いつつ。
(とはいえ、我が家のママの方は、そこまでお気楽な感じではないです・・・!人それぞれですね)