あすなろblog ~2021年 中学受験(SAPIX 通塾)~

2021年中学受験終了の息子の受験日記。サピックス(SAPIX)通塾でした。自己紹介→ goo.gl/Y5h61X

「公立中を視野 vs 必ず私立中」のいつものやつ

(今日は、今 書き留めておきたいこと シリーズ)

中学受験の "The 定番" トピック

「公立中を視野に入れる vs 必ず私立中進学」

の話。

まー、このネタは、色々な人が取り上げているし、正解はないし、各家庭で決めることだと思います。

合否が出る前の今だからこそ、我が家が、今、思っていることを書いてみます。

 

■中学受験開始時に思っていたこと

私自身は、都内の公立中 → 都立高 という道を歩んできました。

ただ、親になってみると、「中高一貫って良さそうだな」と思い、子どもには中学受験をさせることにしました。

 

中学受験を始めた当初は、

「偏差値●●以下の学校に行くなら、公立中でいいかな」
(失礼な言い回しだが、こう考える人は多いハズ・・・^^;)

と考えていました。

 

■今、思っていること

でも、こうして 3年間 受験に向き合ってみて、考えは変わり、

「ご縁が頂ける私立中をちゃんと受けて、私立中に進学させよう」

と思うようになりました。

 

というのも、「中学受験不本意 → 公立中」の道を想像したときに、メリットよりデメリットの方が大きいなぁ と思うからです。

 

メリットは、「リベンジ」なのかなと思います。

高校受験を頑張れば、男子の場合、「筑駒・開成・筑附・学附」「日比谷・西・国立」「早慶附属」といった学校に進学できる可能性はあります。

が、メリットはこの位かな・・・ と逆に思ってしまうのです。

一方、デメリットが色々目につきます。

 

■デメリット

●受験続きで 人生として心配^^;

  • 受験が悪いものとは、決して思わないのですが、中学・高校・大学 と全部受験を挟むのは、ちょっとやりすぎかなと思っています。
  • うちの子どもは、「中学になったら、好きなことやりたいな」 と言ってるし、小学校の後半を受験勉強に回した分、中学~高校(の前半)位は好きなことに打ち込んだ方が、人生としては豊かかなと思います。

●高校受験で、「上位層」になれるかな?

  • 中学受験組が、公立中に進んだ場合、中1時点では、超トップクラスの成績でしょう。正直、高校受験レベルに食い込んでる内容やってますしね (算理社)。
  • ただ、中学受験をやってない組にも、もちろん優秀な方々はいらっしゃるわけで、その層が、中2~3になるとぐぐっと伸びてくるでしょう。
  • 中学から始まる「英語」が、子どもにどの程度フィットするか不透明。高校受験は、「英語」は大きな要素なので・・・。
  • 中学生になったら、中学受験みたいに、親子が一緒に勉強するのは、さすがに気持ち悪い^^; 子どもも嫌がるでしょう。そうなると、子どもの自主性に、より頼ることになり、どうなるか不透明・・・中高一貫なら自分で試行錯誤する余裕がある)

●内申がめんどくさい

  • ウン十年前の記憶で恐縮ですが、今も昔も大して変わらないと思うので書きますが、都立の上位校に行こうと思うと、内申を相当のハイスコアで出さねばなりません。これが超めんどくさいです。
  • 5教科はまだしも、実技4教科も、ちゃんと取りにいかないといけません。
  • 先生の言うことも守る必要あるし、提出物も大事です。縛られてる感はありますね~。

●中学の授業が退屈

  • 公立中でリベンジを狙って、塾に通うと、塾でハイレベルなことを習いますから、公立中の授業は、超退屈です。
  • 塾なら5分で教えることを、50分かけて延々と説明され、クラス内は小学校以上に学力差が開いているので、本当に退屈だった記憶があります。
  • 中学受験組は、公立小学校で、この退屈さを味わってると思いますが、もう3年間これをやるのは、もったいないかなぁ と。

このあたりの考え、そして、今、自分なりに頑張っている子どもの姿を見ると、

「ご縁があった私立中に進学する」

というのが、我が家はベストな選択だと思うようになりました。

 

そう考えると、私の仕事は、第一志望に近づくためのサポートは さることながら、

むしろ、「子どもにあっていて、高確率でご縁が頂けそうな学校を探す」ことかなと思っています。
(ストレートに言うと、”安全校” ってやつですね・・・(あんま好きじゃない言葉だが))

 

我が家は、「ここなら!」と思えるところがあったので、ご縁が頂けることを願い受験しようと思っています。
(まー、正直いうと、自己説得/納得させている面もありますけどね^^;  そんなに美しい話ではない・・・)

 

ほんとに、受験の「当事者」になると、色々考えが変わりますね・・・。

このトピックの考えを深めるにあたっては、おおたとしまささん の 中学受験「必笑法」 (中公新書ラクレ)  は、とても参考になりました。

この本最初読んだときは、「お涙頂戴のキレイ事だなぁ」と穿って見てましたが、受験の「当事者」となった今、この本が言っていることが、とっても心に沁みます・・・!

 

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