振返り5)国語の家庭教師のこと
前回、サピックスについて、振返りました。
我が家は、国語だけ家庭教師の先生をお願いしておりました。
今回は、国語の家庭教師についての振返り。
国語の家庭教師をつけた経緯
新5年2月から、国語だけ家庭教師の先生をお願いしていました。
お願いした経緯を、5年の10月に、以下のブログに記載していました。
家庭教師をつけた理由としては、
1)国語には明確に方法論がある。
2)でも、俺には教えられない
3)国語って、入試では、算数と同配点
4)うちの子は国語はセンスある気がする(笑)
本当は、サピ以外に手を広げるのは、すごく嫌だったのですが、まずは、試してみようということで。
でした。
家庭教師をつける目的が、「国語の方法論の習得」にあったので、学生講師はパス。
プロ講師にお願いしました。
で、成績は?
6年SO の国語の 4回平均偏差値は、約50 でした。
ふつーー ですね^^;
AZ中 SOは、我が家的には、健闘しており、一度 国語偏差値 約60 のときがありました。
また、定性的な話になりますが、
- 過去問は、4科の中で、国語が一番戦えた
- AZ中過去問でも、国語だけは、なんとか戦えるライン(6割)に食い込める時があった
- サピのSS AZで、国語については、「合格点(6割)狙えますよ!」と サピにも言ってもらえる状態だった (他は、厳しかった・・・(笑))
ということを考えると、国語については、4科目の中で唯一 「仕上がった」レベルだったと思っています。
これは、サピの先生はもちろん、国語の家庭教師の先生の力が 大きかったと思っています。
どういうことを教えてもらっていたか?
↓にも書きましたが、授業自体は、きわめてオーソドックスなものでした。
「偏差値爆上げの魔法テクニック」みたいなものは一切なく、
- 漢字/語彙
- 文章を構造的に読む
- 選択肢問題 → 選択肢文を分割して、正誤判定
- 記述問題 → 本文内容から材料を集め、編集して答案作成
・・・
のように、どの塾でもやるであろう内容を、地道にひたすらやっていたという印象です。
逆に言うと、「王道なし!」なんでしょうね。
何が良かったのか?
子どもを見ていて、二つ感じました。
1つめは、「解法が明確になっていた」ことです。
「選択肢問題」「記述問題」中心に、明確に論理的に解いていました。
どうしても国語は、「なんとなく」で解いてしまいがちなところを、
「●●だから、これが正しい」
「〇〇の要素が入ってるから、この記述はOK」
というように、明確に解いていたので、「すごいな~」と思いました。
(私は国語超苦手の理系男子だったので^^;)
2つめは、「記述に強くなった」ことです。
AZ中のように、上位校は記述量が半端ないですが、それにひるむことなく、立ち向かい、SS AZでも、国語(だけ)は戦える点をとってきてました。
家庭教師のメリットとして、「記述対策」は明確にあると思います。
丁寧に見てもらえますし、なぜ、これでOKなのか、残り何の要素が足りないのか といったところを、丁寧にみてもらえていました。
(まー、サピでも過去問提出すれば添削してもらえますけどね^^;)
先生との相性は、超重要
家庭教師は、先生との相性が超重要だと思いました。
幸いにも、我が家がお願いした国語の先生 と うちの子は、相性がとても良かったようで、2年間、スムーズに過ごすことができました。
子どもも、先生に絶大な信頼を置いていました。
国語の先生がよかったので、他の科目の家庭教師を試したこともありましたが、こちらは先生との相性が、全然あわず、お試しだけでやめました。
人と人なので、相性が本当に大事だと思います。
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と、ここまではよかったことを書きました。
もちろん、国語の家庭教師の先生には、大大大感謝しています。
一方で、振返ってみて、まだ自分なりに答えが出ていないことを、迷いとともに書いてみます。
本当に国語の家庭教師は必要だったのか?
我が家が、AZ中に受かったりしていたら、手放しに、
「国語の家庭教師必要です! ! 先生ありがとうございました!!」
と書いているでしょう。
うちの受験結果は、まー、普通ですし^^; 、成績も上記の通り偏差値50位なので、
「本当に国語の家庭教師は必要だったのか?」
「費用に見合ったのか?」
という疑問はわいています。
プロ講師の費用は、ほんと高いです!!
ここに相場がでていますが、我が家も この相場感(より高め)の費用をお支払いしてました。
なので、2年間家庭教師つけると、150万~200万円 位の金額を払うことになります(サピックス費用に加えて!!)
サピの国語をちゃんとやった場合、どうなったのだろう?
我が家で起きていたこととしては、
「家庭教師の国語に時間を捻出する分、かわりに、サピの国語の復習優先順位は、おもいっきり下げる」
ことでした。
なので、サピの国語を、ちゃんと復習していたらどうなっていたのかな・・? とは思います。
例えば、国語Aの「解法メソッド」(5年後半から始まる 国語の解き方を学ぶテキスト)を、ちゃんと勉強していたらどうなっていたのだろう?
とか
6年の過去問記述添削で、ただ採点してもらうだけでなく、加点減点要因を先生に都度確認したり、解き直し版の再添削までやっていれば、どうなっていたのだろう?
などなど・・。
あくまで想像の域は出ませんが・・・
2年で、150-200万円位の費用を払い、
「家庭教師をつけて国語やっているから、その分、サピの国語の優先を下げる」
って、コスト効率上は、あまり よいやり方ではないですね・・。
安心感は得られたが、受験は4科目なんで・・・
家庭教師のおかげで、国語は、4科目の中では、相対的にできるようになりました。
その点では、国語の家庭教師の先生には、本当に感謝しかありません。
我が家は、算理が、かなり厳しかったので、その中で国語がマシだったのは、本当に助かりました。
国語って、やっても伸びるのかよくわからない科目なので、入試直前期に、過去問の国語ができない場合、
「どうしたらいいんだろう・・・」
と、八方塞がりな気分になっていたかもしれません。
過去問において、国語(だけ)は戦えていたので、我が家に このストレスはなく、その点はよかったです。
が、入試は、「4教科」で決まります。
我が家は、その分、算数・理科 が仕上がりには 遠い状況にいました。
4科のバランスという点では、どう振り返るのがよいですかね・・・?
国語にあてる時間を、もっと 算数にあてるべきだったのか・・・?
いや、その前に、勉強量の絶対量が足りなかったとは思うが・・。
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というわけで、私自身、
「国語の家庭教師をつけるべきか?」
については、まだ 評価について迷っています。
その迷いを、そのまま 振返りとして、書いてみました。
(長い割に、結論がなく、すみません・・・)
ただ、国語で習ったことが、大学受験にも、一番活きそうかな~
文章の 単語・内容は、もっと難しくなると思いますが、問題へのアプローチは、ほぼ近いものがあるように感じます。
では、今回はこの辺で!