あすなろblog ~2021年 中学受験(SAPIX 通塾)~

2021年中学受験終了の息子の受験日記。サピックス(SAPIX)通塾でした。自己紹介→ goo.gl/Y5h61X

桐朋の自由研究展示会

先日、桐朋中学の説明会についての記事を書きました。

今回は、1ヶ月前(11月下旬)に参加した「自由研究展示会」について。

私は、今回初めて、この展示会を見に行きました。

非常に素晴らしい場でしたので、ブログで触れたいと思います。(だいぶ、日にちが経ってますが・・・^^;)

桐朋の自由研究とは?

中学1年~3年までの全員が、夏休みに、何か一つテーマを決めて作品の形に仕上げるというもののようです。

カテゴリーは、主要5教科(国数理社英)だけに限らず、技術・家庭、美術、音楽、体育も対象です。

表現形式としては、レポートだけでなく、工作、書道や美術など様々です。

毎年テーマを変えてもいいし、3年間一つのテーマで追求している生徒さんもいらっしゃるようです。

(私の感覚では、慶應普通部の 労作展 と似たようなものを感じました)

参加してみて

展示会は、全生徒の作品のうち、「優秀作品」が展示されることもあるかもしれませんが、クオリティが高い!と感じました。(普通に想像する”中学生”レベルとは思えない!)

例えば、私個人が印象に残った作品をいくつかあげると・・・

  • 「7777の2乗」に関する考察。7777を2乗すると 60481729。この数字を、前4桁(6048)と後4桁(1729)に分割して足し算すると、7777になる。これ自体でも「おぉ~」なのですが、数学的に一般化して、どういう条件で、このような性質が成り立つかを考察しているレポート。おっさんは途中で論理が追えなくなったが^^;、いやはや、数学的センスにあふれていて感動!
  • ある難病で亡くなられた祖母についてのレポート。祖母の病状の過程を、病院の診断結果も添えながら、この病気を自分なりに調べて、克明に記載。これお医者さんが見たら、非常に貴重な資料なのではないかと。祖母の死という悲しい出来事に、真摯に向き合いながら、このようなまとめをしているのが立派・・・!
  • ドローンで農地を撮影して、耕地面積を推計するというレポート。実際に、ある農地でドローンを飛ばす →  農地を撮影 → 画像解析 → 農地部分を抽出 → 農地の面積を推計 というプロセスを踏むというもの。画像解析の試行錯誤がいい!

などなど・・・ ここでは書ききれない位、素晴らしい作品がたくさんありました。

主要5教科(国数理社英)だけに限らず、技術・家庭、美術、音楽、体育もあるのがよいですね。例えば、桐朋の校歌をジャズアレンジするという野心的な作品や、手製でカバンを仕上げる作品など、カテゴリーが幅広く、桐朋の懐の広さを感じる内容でした。

 各作品に対して、先生のコメントが添えられているのですが、これがまたいい。ともに学問を志すものとして、(いい意味で)厳しいながらも温かみのあるコメント。生徒の知的好奇心にまっすぐ向き合い、さらなる育みを意図したコメントばかりでした。

自由研究は6月の文化祭でも、見られたハズなので、桐朋に少しでも興味ある方には、オススメです!

桐朋の魅力

前回のブログでも書いた通り、説明会に参加し、桐朋にプラスの印象を持っていましたが、自由研究展示会に出てみて、改めて、よい学校だな~と感じました。

私個人として、中高一貫校に対して、「知的好奇心を刺激し、育み、表現できる環境」があることを期待しています。

桐朋の自由研究はまさにこれだなと。

自分が興味をもった事柄に好奇心全開で取り組み、表現する。そして、周りや先生方もそれを受け止めてくれて、フィードバックがあるという場は本当に素晴らしい。

公立中学には絶対ないですし(私は、公立中出身ですが、こんなの絶対なかった(笑))、同じ私立中でも、桐朋のような教養主義的な校風の学校ならではかな~ と感じました。

でも、桐朋のパンフレットや説明会では、「自由研究」の話、扱いが小さいんだよなぁ~ もっと推せばいいのに・・・ とも思います。(受験生アピールという意味では、あまりウケないのだろうか?)

自分は、桐朋推しな面もありますので、ひいき目が入っておりますが、素晴らしい機会でした。

このような各学校ならではのユニークな特徴を感じられる場は、親としてもテンションが上がってよいですね~!

来年も学校巡りは続けていこうと思います。

 

にほんブログ村 受験ブログ 中学受験 2021年度(本人・親)へ
にほんブログ村

にほんブログ村 受験ブログ 中学受験(サピックス)へ
にほんブログ村