あすなろblog ~2021年 中学受験(SAPIX 通塾)~

2021年中学受験終了の息子の受験日記。サピックス(SAPIX)通塾でした。自己紹介→ goo.gl/Y5h61X

ブログ終了&ありがとうございました!

今回をもちまして、当ブログの更新を終了したいと思います。

これまで御覧頂いた皆さま、本当にありがとうございました!

 

サピックスで、こんな3年間を過ごし、こんな結果 に終わった ”The 普通” な 我が家でしたが、我が家なりに考え、悩んでいたことを、書き綴ってきました。

ブログを書く中で、はてなスター や コメントを頂いたり、また、アクセスを頂く中で、

「同じようなことで悩んでいる人も、多いんだろうな」

と勝手に解釈して(笑)、励まされていました。

 

また、様々な受験個人ブログを拝見する中で、共感したり、勝手に ”絆” を感じたり(笑)、心の支えになっていました。

受験個人ブロガーの皆さま、ありがとうございました!

 

最後に、受験個人ブログ について、少しだけ。

受験個人ブログ、正直、なかなか 抵抗ある活動だとは思います(笑)

ただ、ブログに書くことで、自分の考えが整理されていくのは、大きなメリットかと思いました。

また、このブログで書きましたが、受験って、最終結果に応じて、それまでの記憶が、成功 or 失敗 に 極端に上書きされてしまう性質があるんじゃないかと思ってます。

でも、その時その時は、必死に色々と考えていたハズなわけで、自分なりに考えていたことを、書き留めておくことが、とても貴重なのかな~ と思います。

 

なお、受験個人ブログをやるにあたっては、身バレ防止 が超重要!

にゃちさんの↓ が、オススメ!

身バレ・垢バレの傾向と対策 - ITママの Run Run Sapix

 

最後になりますが、これまで支えて頂いた サピックス、家庭教師の先生、小学校の先生・・・などなど 関係者の皆さまに、本当に感謝です!

そして、こちらのブログを御覧頂いた皆さま、本当にありがとうございました!

 

2021年組の方は、進学先での良き学校生活を!

2022年組以降の方は、必笑の良き受験生活を!

2026年組の方は、また改めて、よろしくお願いします!
(我が家は、下の子の受験が2026年)

 

皆さまの 素敵な未来を祈念いたします!

ありがとうございました!

 

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振返り6)受験関連で好きだった 本・ブログ・ネットサービス

今回の振返りは、受験関連で 好きだった、本・ブログ・ネットサービスについて。

感謝の気持ちを込めて、書きたいと思います!

 

本(心の支え系)

心の支えになった本を2冊紹介。

 

●中学受験「必笑法」 (中公新書ラクレ)

このブログでも触れたのですが、この本は、本当に素晴らしい・・・!

中学受験をやると決めたら、一番最初に読み、そして、受験が終わるまで、事あるごとに、 読み返す価値がある本だと思います。

 

受験に、「勝ち」「負け」しかないと思われたところに、

「必笑」という概念を持ち込んだ著者(おおたとしまささん)の発想は、

多くの中学受験親 を救ったのではないかと思います。

我が家も、本当に救われましたmm

 

●はじめての中学受験 第一志望合格のためにやってよかった5つのこと~アンダンテのだんだんと中受日記完結編 (BOOKS)

この本は、2013年の本なのですが、述べられている考え方は、今も十分通じるものではないかと思います。

アンダンテさんの文章のタッチや考え方が好きで、よく読んでいました。

「中学受験ってこうだ!」と決めつけずに、「1人1人の子どもに寄りそうスタンス」が、親として、とてもすてきだなぁ~ と共感していました。

 

また、アンダンテさんの 洞察力高い文章に多くのヒントを頂きました。

特に好きなのは、「均質性の中の多様性」という話。

某K中の運動会の感想ブログでも触れたのですが、

均質な集団の中でこそ、多様性が際立ってくる

(略)

ある程度均質な集団のなかでこそ、その中の多様性に心惹かれて、いろいろな反応が加速する

という話があり、これこそが、わざわざ中学受験して、中高一貫校に行く意味なんじゃないかなと思っていました。

 

ーーーー 

本(勉強系)

続いて勉強系でお世話になっていた本を、2冊。

 

●中学受験国語 文章読解の鉄則

この本は本当に勉強になりました。親が(笑)

「国語って、方法論があるんだな~」

「ちゃんとやれば伸びそうだな~」

と思わされた一冊でした。

サピの国語でも、これに近いようなことを教えてくださっていたようでした。

 

 

●西村式中学受験小4~小6で差をつける 難関校合格のすごい勉強習慣 受かる子・受からない子の違いは「スピーディー&スロー」学習法

成績が上がらなかったり、ましてや、下がったりすると、

「とにかく量を増やさねば!」

と、”量”に走りがち。

 

確かに、”量が足りない” というのはその通りなのですが、

「本当に量だけですか?」と、警鐘を鳴らしてくれる本。

 

この本に書いてある、「スロー&スピーディー」 というコンセプトは、その後 我が家にとって大切なものなりました。

(この本に書いてあるところを、全部できたわけじゃないですが^^;  コンセプトが役立ちました)

 

ーーーー 

ブログ

ブログで特によく読んでいたものを 2つ紹介します。

 

●お受験ブルーズ

こちらは、受験ブログを色々見ている方であれば、ご存じのブログかと思いますが。

 

この著者は、本当にプロですねぇ・・・!

厳しい話も多いけど、本質をついてる記事ばかりで、読むたびに 本当に考えさせられてました。

このクオリティの記事が無料で読めるって、ありがたい!

 

本出さないんですかね?

普通に売れる気がしますが。
(教材系は出されているようですが、親向けをぜひ)

 

 

●ホンマノオト

サピに通ってると、どうしても 「偏差値ピラミッド」で学校選びをしてしまいがち。

 

このブログは、偏差値ピラミッドにはない別の視点で、色々な学校を取り上げています。

なかなか、クセが強いブログなので、好みは相当分かれると思いますが(笑)

 

私としては、偏差値軸だけの学校選びに限界を感じていたので、偏差値軸とは違う学校選びの方向性を模索したく、4~5年生の頃に、ずいぶんこのブログを読んでいました。

 

文章は取っつきづらく^^;、最初意味不明なのすが、1か月位読んでると、意味がわかってきました。

わかってくると、毎回興味深い視点が多いです。

このブログを通して知った学校がたくさんあり、実際に受験もしました。

 

 ーーーー

ネットサービス・コンテンツ

ネットの勉強系のサービス・コンテンツで、特にお世話になったものを2つ。

 

●コベツバ

まー、これは超有名サービスですし、サピ生で知らない人はいないと思いますが、書いてみます。

これに頼りすぎると、授業を聞かなくなりそうで、あまり頼りたくなかったのですが(笑)、6年生のときに申し込みました。

 

我が家の場合、基礎トレ!

6年になると、基礎トレが、どんどん難しくなるので、基礎トレの解説で一番お世話になりました。

あとは、SS AZの授業で理解しれきないやつだけは、どうしても頼りました・・。

また、過去問解説の掲載がある学校は助かりました。

 

とはいえ、まずは コベツバに頼りすぎずに、授業をちゃんと聞くのが 最優先なのかとは思いますが。

 

ちなみに、コベツバ相談Cafe のコンテンツも、よいものが多いと感じていました。

有料会員へのきっかけコンテンツかとは思いますが、このクオリティの内容を無料で読めるのはありがたいです。

 

 

●かるび勉強部屋

中学受験生がつまずきがちなところが、色々載っているので、どうしても困った単元のときは見てました。

我が家は、「月」「植物の整理」あたりの内容で、お世話になりました。

 

ーーーー

というわけで、受験関連で好きだった 本、ブログ、ネットサービス を振り返ってみました。

下の子(2026受験)のときに、「必笑法」と 「アンダンテさんの本」 は、もう一度読み返そうかな~ と思います。

 

 

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振返り5)国語の家庭教師のこと

前回、サピックスについて、振返りました。

我が家は、国語だけ家庭教師の先生をお願いしておりました。

今回は、国語の家庭教師についての振返り。

 

国語の家庭教師をつけた経緯

新5年2月から、国語だけ家庭教師の先生をお願いしていました。

お願いした経緯を、5年の10月に、以下のブログに記載していました。

国語の家庭教師をつけてみて8ヶ月(1)

家庭教師をつけた理由としては、

1)国語には明確に方法論がある。

2)でも、俺には教えられない

3)国語って、入試では、算数と同配点

4)うちの子は国語はセンスある気がする(笑)

本当は、サピ以外に手を広げるのは、すごく嫌だったのですが、まずは、試してみようということで。

でした。

家庭教師をつける目的が、「国語の方法論の習得」にあったので、学生講師はパス。

プロ講師にお願いしました。

 

で、成績は?

6年SO の国語の 4回平均偏差値は、約50 でした。

ふつーー ですね^^;

 

AZ中 SOは、我が家的には、健闘しており、一度 国語偏差値 約60 のときがありました。

 

また、定性的な話になりますが、

  • 過去問は、4科の中で、国語が一番戦えた
  • AZ中過去問でも、国語だけは、なんとか戦えるライン(6割)に食い込める時があった
  • サピのSS AZで、国語については、「合格点(6割)狙えますよ!」と サピにも言ってもらえる状態だった (他は、厳しかった・・・(笑))

ということを考えると、国語については、4科目の中で唯一 「仕上がった」レベルだったと思っています。

これは、サピの先生はもちろん、国語の家庭教師の先生の力が 大きかったと思っています。

 

 

どういうことを教えてもらっていたか?

↓にも書きましたが、授業自体は、きわめてオーソドックスなものでした。

国語の家庭教師をつけてみて8ヶ月(2)

 

「偏差値爆上げの魔法テクニック」みたいなものは一切なく、

  • 漢字/語彙
  • 文章を構造的に読む
  • 選択肢問題 → 選択肢文を分割して、正誤判定
  • 記述問題 → 本文内容から材料を集め、編集して答案作成
    ・・・

のように、どの塾でもやるであろう内容を、地道にひたすらやっていたという印象です。

逆に言うと、「王道なし!」なんでしょうね。

 

 

何が良かったのか?

子どもを見ていて、二つ感じました。

1つめは、「解法が明確になっていた」ことです。

「選択肢問題」「記述問題」中心に、明確に論理的に解いていました。

どうしても国語は、「なんとなく」で解いてしまいがちなところを、

「●●だから、これが正しい」

「〇〇の要素が入ってるから、この記述はOK」

というように、明確に解いていたので、「すごいな~」と思いました。
(私は国語超苦手の理系男子だったので^^;)

 

2つめは、「記述に強くなった」ことです。

AZ中のように、上位校は記述量が半端ないですが、それにひるむことなく、立ち向かい、SS AZでも、国語(だけ)は戦える点をとってきてました。

 

家庭教師のメリットとして、「記述対策」は明確にあると思います。

丁寧に見てもらえますし、なぜ、これでOKなのか、残り何の要素が足りないのか といったところを、丁寧にみてもらえていました。

(まー、サピでも過去問提出すれば添削してもらえますけどね^^;)

 

 

先生との相性は、超重要

家庭教師は、先生との相性が超重要だと思いました。

幸いにも、我が家がお願いした国語の先生 と うちの子は、相性がとても良かったようで、2年間、スムーズに過ごすことができました。

子どもも、先生に絶大な信頼を置いていました。

 

国語の先生がよかったので、他の科目の家庭教師を試したこともありましたが、こちらは先生との相性が、全然あわず、お試しだけでやめました。

人と人なので、相性が本当に大事だと思います。

 

ーーーー

と、ここまではよかったことを書きました。

もちろん、国語の家庭教師の先生には、大大大感謝しています。 

一方で、振返ってみて、まだ自分なりに答えが出ていないことを、迷いとともに書いてみます。

 

本当に国語の家庭教師は必要だったのか?

我が家が、AZ中に受かったりしていたら、手放しに、

「国語の家庭教師必要です! ! 先生ありがとうございました!!」

と書いているでしょう。

 

うちの受験結果は、まー、普通ですし^^; 、成績も上記の通り偏差値50位なので、

「本当に国語の家庭教師は必要だったのか?」

「費用に見合ったのか?」

という疑問はわいています。

 

プロ講師の費用は、ほんと高いです!!

ここに相場がでていますが、我が家も この相場感(より高め)の費用をお支払いしてました。

なので、2年間家庭教師つけると、150万~200万円 位の金額を払うことになります(サピックス費用に加えて!!)

 

 

サピの国語をちゃんとやった場合、どうなったのだろう?

我が家で起きていたこととしては、

「家庭教師の国語に時間を捻出する分、かわりに、サピの国語の復習優先順位は、おもいっきり下げる」

ことでした。

 

なので、サピの国語を、ちゃんと復習していたらどうなっていたのかな・・? とは思います。

 

例えば、国語Aの「解法メソッド」(5年後半から始まる 国語の解き方を学ぶテキスト)を、ちゃんと勉強していたらどうなっていたのだろう?

とか

6年の過去問記述添削で、ただ採点してもらうだけでなく、加点減点要因を先生に都度確認したり、解き直し版の再添削までやっていれば、どうなっていたのだろう?

などなど・・。

 

あくまで想像の域は出ませんが・・・

2年で、150-200万円位の費用を払い、

「家庭教師をつけて国語やっているから、その分、サピの国語の優先を下げる」

って、コスト効率上は、あまり よいやり方ではないですね・・。

 

 

安心感は得られたが、受験は4科目なんで・・・

家庭教師のおかげで、国語は、4科目の中では、相対的にできるようになりました。

その点では、国語の家庭教師の先生には、本当に感謝しかありません。

 

我が家は、算理が、かなり厳しかったので、その中で国語がマシだったのは、本当に助かりました。

 

国語って、やっても伸びるのかよくわからない科目なので、入試直前期に、過去問の国語ができない場合、

「どうしたらいいんだろう・・・」

と、八方塞がりな気分になっていたかもしれません。

 

過去問において、国語(だけ)は戦えていたので、我が家に このストレスはなく、その点はよかったです。

 

が、入試は、「4教科」で決まります。

我が家は、その分、算数・理科 が仕上がりには 遠い状況にいました。

4科のバランスという点では、どう振り返るのがよいですかね・・・?

 

国語にあてる時間を、もっと 算数にあてるべきだったのか・・・?

いや、その前に、勉強量の絶対量が足りなかったとは思うが・・。

 

ーーーー

というわけで、私自身、

「国語の家庭教師をつけるべきか?」

については、まだ 評価について迷っています。

その迷いを、そのまま 振返りとして、書いてみました。

(長い割に、結論がなく、すみません・・・)

 

ただ、国語で習ったことが、大学受験にも、一番活きそうかな~

文章の 単語・内容は、もっと難しくなると思いますが、問題へのアプローチは、ほぼ近いものがあるように感じます。

 

では、今回はこの辺で!

 

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振返り4)サピックスのこと

受験終わった当初は、振返りを色々書こうと思っていましたが、中学受験の記憶が、日に日に曖昧に・・・

未来の自分(2026受験)への引継ぎも兼ねて、なんとか あと数回記録にしておこうかと思います。

 

今回は、サピックスの話。

 

我が家のサピックス3年間は、こんな感じの3年を過ごし、結果は、こんな感じで着地しました。

 

表現としてはよくないですが、結果だけでモノを言うと、

「サピじゃなくても別によかった」

という話なんですが^^;

個人的には、サピでよかった と思っています。

 

我が家目線から見て、サピがよかったことを書いてみます。

(他の塾に通ったわけではないので、他塾との比較ではなく、単一的な視点です)

 

テキスト / カリキュラム はスゴイな・・と

3年間通ってみて、テキスト・カリキュラムがほんとすごいなと・・。

物量に圧倒されるのはもちろんですが、カリキュラムがほんっとよくできていると思いました。

例えば・・・

  • スパイラル学習の名のもとに、忘れたころに 繰り返し出てくる単元。
  • そして繰り返しの単元でも、積み重なる新しい知識・技術。
  • 6年になると、通常・土特・SS がちゃんとすみわけながらも、お互いが補完しあう構成。

・・・などなど。

どうやって教材が作られているのかはわかりませんが、多人数のすり合わせではなく、全体像が見えている数名の人が、全体設計して作ってるんだろうなぁ~ と想像します
(すり合わせでは、こういうの作れない気がする)

 

 

ハイレベルな母集団

マンスリーといった塾内模試を受ける度に、

「ほんと、周りのレベル高いなぁ~・・・」

と痛感させられました。

 

各単元を普通に身につけて、やっと 偏差値50。

ちょっとさぼると、すぐに 偏差値40。

今回はかなり頑張ったかな? と思っても 偏差値55~60。

という感じ。

上には上がいるし、上位層の方々は、相当な量をやってるんだろうなと思わされます。

 

こういう集団の中で、もまれて頑張るのは、とてもよいと思いました。

でも、時々、嫌にもなりました!(笑)

 

 

熱いし、ちゃんと見てくれてる

巷のネットや本だと、「サピは 面倒見が・・・」というのを目にします。

3年間やってみて、そんなことはないんじゃないかな~ というのが感想。

 

特に、6年になると、本当に一人ひとり見てくれているなと思いました。

4~5年の頃は、サピにとっては、まだまだ助走期間なんでしょうね。

6年から一気に本気モード。

 

保護者会の雰囲気も変わるし、こちらからの質問に対しても、子どもの状況含めて、色々とアドバイスを頂けました。

 

ただ、サピからこちらへ働きかけてくることは、ほぼないです(我が家の場合)。

なので、こちらからどんどんサピに聞いていくのがよいと思います。

よくいう、「塾を使い倒す」的なノリでしょうか。

  

 

サピに通ってたらどうなってたんだろう・・?と考えなくて済む

個人的には、これが サピにした一番の理由なんです^^;

自分の高校受験のときの 失敗経験に根差しているのですが・・・

昔話をすると、私が高校受験をしていた当時 SAPIX の中学部ができて間もない頃で、とんでもない実績をたたきだしていました。
(年齢ばれますね^^; 詳しい人は TAPが・・・ とおっしゃるでしょうが)

 

私は地元の中小塾に通っていたのですが、

「すごい塾だな~」

「自分の通っている塾より、SAPIXは すごいことやってんだろうな~」

という気持ちになり、段々、自分の塾が信じきれなくなっちゃったんですよね・・。

結果、自分の受験は、うまくいかず。

 

塾って、ある程度の塾であれば、どこもそんなに変わらないというか、

「信じるものが救われる」

みたいなところがあるかなと思っています。

一度決めたら、その塾を信じて、その塾のカリキュラムを一生懸命やるのが、何よりも大事なのではないかと。

 

そういった意味でいうと、色々な中学受験塾がある中で、自分の中では、なんだかんだ サピが一番だろうと 思っていました。
(色々細かいところをいうと、●●がいいとかあるんでしょうが)

 

実際、サピに入り、カリキュラム・集団レベルを見て、「ほんとすごいな」と思わされましたし、サピを最後まで信じきることができました。

他塾行ってたら、

「サピ行ってたらどうなってたかなぁ~」

と、自分の場合、思っちゃいそうなので、それがなくよかったです。

 

2/1 に会場向かうときに

「あの塾で、これだけやったんだから大丈夫」

って心から思える塾に通うのが一番だと思います。

 

ーーーー

一方デメリットはなんでしょう?

 

親の負担が多い(?)

これよく言われますが、そもそも中学受験自体が、親の負担が高い気がします。

相対的にサピの負担は多いのかもしれませんが、まー、他の塾でも、似たようなものでは・・?
(サピとサピ以外両方通った方のブログを見るのが一番よいと思います!)

 

 

スピードは速い

これも他塾に通ったわけではないので比較できませんが、サピのカリキュラムのスピードは速いな~ と思います。

我が家は、特に、算数がきつかった・・。

 

確かにスパイラルでもう一度同じ単元がでてくるんですが、新しい知識・技術の量の方が多いです。

なので、実質的には、一回一回ちゃんと身につけてかないと、新しい知識・技術が のっかってこないんですよね。

 

まー、これは必死でついていくしかないですね。

我が家は、ついていくための、「勉強量」がやっぱ足りなかったかなぁ~・・

 

 

優先順位の見極め

サピックスの教材・宿題は大量にあるので、全部こなすのは無理 というのはよく言われるところ。

これは、YES。

我が家のような 偏差値50 層だと、全部こなすのは まず無理なので、優先順位・見極めが必要。

 

もちろん、これを受験素人(私)が判断するのは危険なので、サピにも相談したりしました。

ただ、大枠の考え方は、サピから教えてもらえるものの、個別事情を加味した細かい判断は、親でやる必要があります。

 

これがけっこー大変だったな・・。

日々の子どもの 勉強状況 や どういったレベルの問題がとける/とけない を おさえておく必要があったので。

(ただ、私は、それが苦ではなかったし、昔の受験時代を思い出して、楽しかったかな(?)。そういった保護者の方々も多そうな気もします。)

 

本来は、こういうのが自分でできると理想ですが、小学生にどこまで求めてよいのかは、最後まで迷いでした。
(大学受験は、絶対自分でできなきゃダメ! 突破できないよ~^^;)

 

我が家は、結局、親がかなり優先判断してましたが、これでよかったのかは、今も 謎です^^;

 

ーーーー

塾選びって難しいですよね。

でも、どこを選んでも 「その塾を信じてやり抜く」のが一番なんじゃないかと思います。

どの塾も、良いところ・悪いところ あるので、悪いところばかり気にして、転々とするのが、一番混乱しちゃうかもしれません・・。

 

下の子(2026受験)のときも、もう一度、サピックスにするかなぁ~

地元の中小塾で 面倒見がよいところってのも ひかれる部分もありますが・・・

うーん、でもサピックスかな~

まー、まだ時間もあるので、時々考えてみようと思います。

 

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振返り3)ずっと考えていたこと

中学受験を振り返るにあたって、過去のブログを見ていました。

すると、「ずっと、同じようなこと考えてるな・・・」と思わされることも。

 

今日は、「中学受験を通じて、ずっと考えていたこと」を、書いてみようと思います。

ずっと考えているということは、

「答えがない話」

なんだなと。

 

なので、「これが正解です」と言うつもりは全くなく、考えていたことをつらつらと書いてみます。

 

受験の目的は、志望校合格・・ なのか?

普通に考えて、中学受験の目的は、「志望校合格」でしょう。

もっと言えば、「より偏差値の高い志望校への合格」かもしれません。

 

ただ、6年になって、後半になればなるほど、

「本当に ”志望校合格” が目的なのか?」

と、自分自身迷いが生じてきました。

 

 

厳しい現実 と 中学受験の目的の再考

中学受験を始めた頃、4~5年の頃は、

「目指せ上位校!」「目指せ α!」

って感じで、それこそ、「志望校合格」という「結果」こそが、中学受験の目的だと、一ミリも疑う余地はありませんでした。

 

ただ、6年になって、色々な現実に直面しました。

  • 我が家が、我が家なりに頑張ったとしても、まわりがもっと凄いし、もっと頑張ってるので、偏差値は そう簡単には伸びない(むしろ 下がった^^;)。
  • でも、我が家の子どもとしては、4-5年時代よりは明らかに 頑張ってるし、私の小学生時代よりは、1万倍 勉強している!
  • 到底届かない偏差値にも関わらず、「AZ中 に行きたい!」と言い出し、必死で SS AZ コースに食らいつく姿。でも、内容的には、ついていけない 厳しい現実・・・。

こういうのを見ていると、

「合格しないと、これまでの努力は水の泡」

だなんて、とても言えないな・・ という心境になってきました。

 

「志望校合格」と「子どもの成長」の狭間で

 6年の後半になるにつれ、私にとっては、

「子どもが、子どもなりに、全力で中学受験に取り組み、そのプロセスで成長感があれば、素晴らしいことなのかも」

という気持ちが、段々強くなってきました。

 

ただ、このあたりは、当時から心境は複雑。

本当に「子どもの成長が価値」と思っていた面もありますし、

一方で、”このままじゃ到底第1志望は無理” という現実を受け入れるための、メンタル上の詭弁だった面もあるかもしれません^^;

 

「中学受験の目的は志望校合格」という観点からみたら、とっても甘いのだけど、

「成長の価値」「プロセスの価値」に重きを置き始めてから、子どもの見方や、受験への見方が変わったような気がします。

 

「結果は、どうあれば、全力でやろうぜ!」

「その先に、何かが残るハズ!」

という感じですかね。

 

そう考えたときに、偏差値的には到底厳しいのですが、

こんな経緯あんな経緯そんな経緯 の逡巡を経て、

2/1 AZ中を受けよう」 という決断をすることができた気がします。

 

 

「必笑法」

6年生になって、おおたとしまさ さんの「必笑法」 に書いてある意味が、とてもよくわかるようになりました。

「わが子が100がんばればそれでよ良し」とする中学受験があってもいい。

とか

中学受験で最終的に第一志望に合格できる子どもの割合は3割にも2割にも満たないと言われます。

それを「勝ち負け」で表したらあまりに分が悪い戦いです。しかし人生に勝ち負けなんてないように、中学受験にだって勝ち負けなんてありません。

終わったときに、「やりきった」「成長できた」と思って 家族で笑顔になれるなら、そして合格した学校に堂々と通えるなら、その中学受験は大成功だと言えます。

いやはや、なかなか 考えさせられる内容・・・。

 

これ、最初読んだのは、5年の時でしたが、そのときは、

「こんな お涙頂戴な感じになるかなぁ~・・・」

と、穿って見てました^^;

 

が、6年になって、色々な現実 と それでも頑張る子どもの姿をみていると、

「必笑法」 で、おおたとしまさ さんが書いていることが、とてもよくわかってきました。

 

ーーー

というわけで、「受験の目的は何か?」という正解のない話なので、

なんだか、はっきりしない振り返りでしたが^^;、

色々 考えて、自分たちなりの考えに至るのが大事なんだろうなぁ~ とは思います。

 

志望校合格 か 成長か?

結果 か プロセスか?

必勝法 か 必笑法か?

 

まー、これも 10:0、0:10 のような単純な話でなく、両者をバランスさせながら、どこかで心の折り合いをつけていくものなのでしょうね。

 

下の子(2026受験)のときも、色々考えさせられるんだろうな・・。

楽しみでもあり、メンドウでもある・・・^^;

 

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振返り2)”追いついた” 分岐点

前回のブログで、”引き離された”分岐点について振り返りました。

今回は、”追いついた”分岐点について、書いてみます。

 

6年 4~5月(休校期間中)

2020年は、この時期、コロナで学校が休みになるという未曽有の事態でした。

休校期間をどう使うか?

急にこの問いを突きつけられ、大変でしたね・・。

 

我が家は、「理科の立て直し」にあてました。

というのも、5年の夏以降、理科が完全に落馬し、6年2-3月頃には、理科の偏差値が、40前後へ。

これはヤバイ・・・。

 

私もかなりサポートに入り、ひたすら 土特の「知識の総完成」をやって、超基本から確認。(過去記事

 

偏差値40だと、「コアプラ」はキツイんですよね・・・

「コアプラ」は、ある程度わかっている子が、知識のチェックに使うのはいいんですが、根本が抜けてるときは、「知識の総完成」のように、体系的にまとまってる教材が勉強しやすいです。

 

夏前には、理科が偏差値50台に なったので、休校期間で基礎固めができたのは、救いだったかな・・(過去記事

従来は、「6年の夏休み」が基礎固めの最後のチャンスですが、2020年夏は、小学校の授業が延長されたり、時間がとりづらかったです。

ゆえに、休校期間中が、事実上 基礎固めの最後のチャンスだったのが、2021年組の特殊状況だったように思います。

 

6年 12月末~1月 最後の追い込み

誰しもが頑張る、1月の最後の追い込み。

「受験生は、最後の1分・1秒まで伸びる」という言葉がありますが、その通りかと。

 

合判SOの偏差値が、第1回から第4回と、偏差値50前半から40前半へ、きれいに右肩下がりに落ちた状態で迎えた1月。

危機感しかなかったです^^;

 

でも、本人は、

「AZ中諦めたくない、受けたい」

ということで、

第1志望 AZは変えずに突っ込む決意をした頃でした。

 

ただ、この偏差値で、AZ中対策を続けるのは、戦略的にアホすぎるので、12月末からは、2/2 TH中 をターゲットへ。
(結局、2/2TH 中はご縁はなかったのですが・・・^^;)

 

算数・理科の「基礎レベル」は持ちこたえていましたが、「入試標準レベル」が瓦解していました。

算数は、「解法力」「6年後半の通常授業」のテキストから、「サピの授業でやった かつ コベツバで重要指定」の問題を 150題位ピックアップし、それをひたすら復習して、標準レベルの取り戻しに注力。

 

理科は、「理科 SS単科」「土特・SS のX問題」から、物理・化学中心に立て直し。

 

本人も大変だったと思うし、特に理科は、私が相当サポートしたので、疲れました (><)

 

振返ると、この1月に、2/2 TH対策 と 入試標準レベルのやり直しに注力したのはよかった。(TH中は良い問題多かったなぁ~)

 

模試がないので、偏差値はわからないですが、ご縁があった学校の顔ぶれを見るに、40後半~50位までには戻せたんじゃないか説。

最後まで、AZ中対策でつっぱしっていたら、多分全滅してたと思います^^;

 

ーーーー

引き離された時期(↓)と、追いついた時期(↑)を振り返ってみると・・・

 

4年後半(↓)
親が教えるのではなく、授業内で理解できるよう、4年の内は「受講力(=授業のうまい受け方)」を高めるのが大事。

 

5年後半(↓)
5年夏から、入試重要単元が増え、かつ抽象的な内容なので、要注意!

 

6年休校期間≒夏休み(↑)
最後の基礎固めのチャンス

 

6年後半(↓)
4年~6年前半の 2.5年で築いてきた土台に、入試レベルを積み上げる段階。

しかし、我が家は、標準レベルの土台が危ういにも関わらず、2-3ランク上を狙ったため、積みあがらず瓦解・・(= 適切な 志望校レベルの設定が大事)

 

6年1月(↑)
最後まで伸びる。この時期は、小難しいことはせずに、入試標準レベルの総点検。

 

という感じで、「サピの保護者会」や、「受験本」で 散々言われていることを改めて実感・・・ というところです。

 

下の子(2026受験)に活かしていきたいと思います!

 

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振返り1)”引き離された” 分岐点

私、箱根駅伝が好きで、毎年見ているのですが、

「あー!  ●●大学! 集団から遅れ始めましたっ・・・!」

と、集団から遅れる選手が出るシーンは、胸が痛むシーンの一つです。

 

3年間、塾に通う中で、箱根駅伝のように、

「あー! 今の学力帯グループから、遅れ始めましたっ・・・!」

と思う瞬間が、3回ありました。

 

それを、「分岐点」として振り返り、下の子(2026受験)のときには活かしたいなぁ・・と思っております。

 

分岐点1)5年後半

以前、「今思えば、5年生が大事だったんだな」のブログで書いているのですが、5年後半で、算数・理科が引き離されました。

5年の夏休み位からでしょうか、新単元が抽象的になり難易度があがり、でもカリキュラムのスピードは全然落ちずに進んでいくようになりました。

算数は、「比」や「速さ」など重要単元目白押しなので、なんとかついていこうと努力しましたが、理科が完全に落馬でした。

ここで勉強時間を増やすべきでしたが、子どもにも/親にも、受験生の自覚は無く、勉強時間は増やせなかったなぁ~・・・。

 

ここでついた差が、6年以降、加速度的に広がっていった気がします。

5年の内容が身についていて、その上に応用を載せていける子と、5年の内容をもう一度やり直す子(うちはこっち)で、そりゃー、差がつきますよね。

 

分岐点2)6年後半

6年夏頃は、我が家は S偏差値50前半位でした。

ただ、本人志願度の強さもあり、

「一か八か、AZ中第一志望で行こう」

と決め、SSも AZクラスに所属しました。

ただ、やっぱり、ムズすぎた・・。

「2-3ランク上の学校を目指すこと」 のブログでも触れたのですが、

・SS AZコースでの問題が、自分の実力値より、上のものが多すぎる

・過去問やっても、難しすぎる

という状態。

 

標準レベルもままならない中、AZ対策に突っ込んだことにより、標準レベルが瓦解。

SOの偏差値が、毎回下がっていき、第1回が 50前半だったのが、第4回には 40前半へと、10近く下がりました。

これは、なかなかの恐怖でしたね・・・。

 

分岐点3)4年後半

これは、受験後にわかったこと!^^;

子どもに、受験後、

「サピ 3年間通って、いつが一番きつかった~? (6年後半のSSだろうなぁ)

と聞くと、子どもは

「4年後半~5年前半じゃないかな。授業が よくわかってなかったんだと思う。

だから、家帰ってきてもよくわからなかったし、パパに怒られてたね。

算数の授業も、先生が黒板に書いた式を、ただ写してるだけだったしね。

6年になって、授業の受け方が、すごくよくなったし、先生の話してることがわかるようになったと思う」

 

マジ!?!?!?!

 

そうだったのか・・・。

4年の頃は、授業がわからなくても、親が家で解説してついていけるようにして、算数も B授業→A授業と2回あるので、それでなんとかなっちゃってたんだな・・・。

 

やっぱり 塾(サピックス)は、「授業」が起点なんだよな。

「授業外で、いかにサポートするか?」ではなく、

「いかに、授業内で理解度を上げられるか?(受講力)」が勝負なんだよな。

それが、4年生の間にやる 一番大事なことだったのかもしれない。

 

ーーーー

というわけで、”引き離された”分岐点を 振り返ってみました。

その時その時は、全力でやっていたので、後悔はないのですが、

こうして書くと 胸が痛む・・・ (><)

 

今日は暗い内容になってしまいましたが、

”追いついた”分岐点 も 2回あると感じており、

次回は、”追いついた”分岐点を、ポジ目に書こうと思います!

 

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