あすなろblog ~2021年 中学受験(SAPIX 通塾)~

2021年中学受験終了の息子の受験日記。サピックス(SAPIX)通塾でした。自己紹介→ goo.gl/Y5h61X

振返り3)ずっと考えていたこと

中学受験を振り返るにあたって、過去のブログを見ていました。

すると、「ずっと、同じようなこと考えてるな・・・」と思わされることも。

 

今日は、「中学受験を通じて、ずっと考えていたこと」を、書いてみようと思います。

ずっと考えているということは、

「答えがない話」

なんだなと。

 

なので、「これが正解です」と言うつもりは全くなく、考えていたことをつらつらと書いてみます。

 

受験の目的は、志望校合格・・ なのか?

普通に考えて、中学受験の目的は、「志望校合格」でしょう。

もっと言えば、「より偏差値の高い志望校への合格」かもしれません。

 

ただ、6年になって、後半になればなるほど、

「本当に ”志望校合格” が目的なのか?」

と、自分自身迷いが生じてきました。

 

 

厳しい現実 と 中学受験の目的の再考

中学受験を始めた頃、4~5年の頃は、

「目指せ上位校!」「目指せ α!」

って感じで、それこそ、「志望校合格」という「結果」こそが、中学受験の目的だと、一ミリも疑う余地はありませんでした。

 

ただ、6年になって、色々な現実に直面しました。

  • 我が家が、我が家なりに頑張ったとしても、まわりがもっと凄いし、もっと頑張ってるので、偏差値は そう簡単には伸びない(むしろ 下がった^^;)。
  • でも、我が家の子どもとしては、4-5年時代よりは明らかに 頑張ってるし、私の小学生時代よりは、1万倍 勉強している!
  • 到底届かない偏差値にも関わらず、「AZ中 に行きたい!」と言い出し、必死で SS AZ コースに食らいつく姿。でも、内容的には、ついていけない 厳しい現実・・・。

こういうのを見ていると、

「合格しないと、これまでの努力は水の泡」

だなんて、とても言えないな・・ という心境になってきました。

 

「志望校合格」と「子どもの成長」の狭間で

 6年の後半になるにつれ、私にとっては、

「子どもが、子どもなりに、全力で中学受験に取り組み、そのプロセスで成長感があれば、素晴らしいことなのかも」

という気持ちが、段々強くなってきました。

 

ただ、このあたりは、当時から心境は複雑。

本当に「子どもの成長が価値」と思っていた面もありますし、

一方で、”このままじゃ到底第1志望は無理” という現実を受け入れるための、メンタル上の詭弁だった面もあるかもしれません^^;

 

「中学受験の目的は志望校合格」という観点からみたら、とっても甘いのだけど、

「成長の価値」「プロセスの価値」に重きを置き始めてから、子どもの見方や、受験への見方が変わったような気がします。

 

「結果は、どうあれば、全力でやろうぜ!」

「その先に、何かが残るハズ!」

という感じですかね。

 

そう考えたときに、偏差値的には到底厳しいのですが、

こんな経緯あんな経緯そんな経緯 の逡巡を経て、

2/1 AZ中を受けよう」 という決断をすることができた気がします。

 

 

「必笑法」

6年生になって、おおたとしまさ さんの「必笑法」 に書いてある意味が、とてもよくわかるようになりました。

「わが子が100がんばればそれでよ良し」とする中学受験があってもいい。

とか

中学受験で最終的に第一志望に合格できる子どもの割合は3割にも2割にも満たないと言われます。

それを「勝ち負け」で表したらあまりに分が悪い戦いです。しかし人生に勝ち負けなんてないように、中学受験にだって勝ち負けなんてありません。

終わったときに、「やりきった」「成長できた」と思って 家族で笑顔になれるなら、そして合格した学校に堂々と通えるなら、その中学受験は大成功だと言えます。

いやはや、なかなか 考えさせられる内容・・・。

 

これ、最初読んだのは、5年の時でしたが、そのときは、

「こんな お涙頂戴な感じになるかなぁ~・・・」

と、穿って見てました^^;

 

が、6年になって、色々な現実 と それでも頑張る子どもの姿をみていると、

「必笑法」 で、おおたとしまさ さんが書いていることが、とてもよくわかってきました。

 

ーーー

というわけで、「受験の目的は何か?」という正解のない話なので、

なんだか、はっきりしない振り返りでしたが^^;、

色々 考えて、自分たちなりの考えに至るのが大事なんだろうなぁ~ とは思います。

 

志望校合格 か 成長か?

結果 か プロセスか?

必勝法 か 必笑法か?

 

まー、これも 10:0、0:10 のような単純な話でなく、両者をバランスさせながら、どこかで心の折り合いをつけていくものなのでしょうね。

 

下の子(2026受験)のときも、色々考えさせられるんだろうな・・。

楽しみでもあり、メンドウでもある・・・^^;

 

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