くもん のメリット・デメリット(小4 視点)
「くもんが中学受験に役立つかどうか?」については、各所で語られています。
中学受験全体に役立つかは、我が家はまだ語れる段階にはありませんので、
「サピックス4年生に通ってみて、役にたったか?」 という視点で書いてみたいと思います。
■息子とくもん
・保育園の年長の後半~3年生1月まで通いました。
・最初は算数だけで、2年生から国語を追加しました。
・算数は、小学校全範囲を終わるところまではやった という状況でした。
■明確なメリット
1)算数の計算力
これは、言わずもがなですが、ひじょ~~に大きいと感じます。SAPIXは、「解法」のやり方が中心で、計算まで細かく指導することはありません。
スポーツでいえば、計算は「筋トレ」で、解法が「戦術の練習」だとしたら、サピのスタンスは、「筋トレは各自、家でやってください。塾は、戦術の練習。」です。(これはこれで、合理的でよいかと)
ゆえに、計算でつまづいてしまうと、「解法」にたどりつくところまでいけず、負荷が増します。この点、くもんで計算力をつけておくと、計算は苦がなく進むのでよいかと思います。
■あまり語られないが「メリット」
「計算力」ほど語られていませんが、以下の2つも大きいと思います
2)勉強習慣
計算力以上に、「勉強習慣がつく」がメリットだと思います。とにかく、1日1分、1日1枚でもいいので、「毎日やる」 ことを繰り返すことで、「勉強習慣」が、身につきます。
勉強時間0分と、勉強時間1分は、大きな違いです。勉強時間が1分でもいいので、習慣があれば、それを、5分、10分、15分・・・と延ばしていくのは容易ですが、0分→1分 は、とてもエネルギーがいります。
ゆえに、くもんに通う場合、
「教室で全部プリントやって家でやらない」
とか
「くもん通学日の前日にまとめて全部やる」
は、くもんを活かしきれてないように思います。
1日1枚や、1日1分でいいので、毎日やるのが、通わせる意味だと思います。
塾の4年生は、最低限でいえば、「勉強習慣をつける」が目標でしょうから、それを最初からクリアできているのは、大きなアドバンテージです。
3)国語の教材はよい!
くもんといえば、「算数」が注目されますが、私は、「国語」がとてもよかったと感じています(我が子をみていると)
小学生に、「本読めよ~~~」といっても、なかなか読みません^^;。うちの子もあまり、本は読みませんでした。
くもんの国語は、非常に短い文章なのですが、それを読んで簡単な設問に答えることを毎日繰り返すことで、確実に力になっていると感じます。
とはいえ、くもんの国語をやるだけで、それでサピの問題ができる というわけではありません。ただ、サピで習ってきたことの「吸収力」が違うように感じます。
■(しょうがないですが)デメリット
1)暗算に頼りすぎる
これは教室によるのでしょうか? 我が子のところでは、
「飛ばせるところは、なるべく暗算で」
「くりあがりの数字は書かなくてよい」
という指導だったので、それでやってきました。が、これにより、現在、「計算ミスの乱発」に苦しんでいます・・・ うーん、どうしたもんか。
2)手を動かさない
上記に関連しますが、暗算でバリバリ計算してしまうため、手を動かしたり、途中の計算過程を省きがちで、
私:「この問題の解き方は?」
子: 「うーん(暗算してるような顔して)、、 56!!」
私: 「だから、途中はどうやって考えたの・・?^^;」
というやりとりはよくあります。
まー、デメリットの1)も2)もSAPIXの教材やりながら、少しづつ改善はしてきていますが。
メリデメ書きましたが、トータルとしては、
「くもんはメリットの方が大きい。ただし、毎日勉強するという前提で。」
が私の意見でしょうか。
うちには、もうひとり、2人目の保育園児がいますが、小1の少し前あたりから、通わせようかと思います。