三田国際(後編)(+少しだけ 渋渋/渋幕/広尾) ~学校めぐりで印象に残った学校~
引き続き、三田国際について。
ここまで、「三田国際の魅力を理解するための前提」 や 「三田国際の魅力」 について、長々と書いてきました。
が、ここまで書いておきながら、我が家は、三田国際が第一志望というわけではありません^^;。
ただ、三田国際という学校を、「志望校になりうるかを考えてみること」自体が、とても意味があると思っています。
三田国際(後編)の記事では、「三田国際を見た人が感じるであろう疑問」 と 「三田国際を検討する意味」について書きます。
疑問
三田国際を見た人が、大抵感じるであろう疑問を2つ。
疑問1)広尾学園と何が違うの?
- 99%の人が、抱く疑問かと(笑)(我が家も抱きました。そして、まだ明確な答えには至っていません)
- 広尾も三田国際も、改革をリードしたのが、どっちも大橋先生なので・・・。
- ハード面 / スペック面でいえば、「立地」「偏差値」は違います(当たり前(笑))。
- 偏差値は、今のところ、広尾の方が上ですが、我が家が受験する 2021年入試の頃は、三田国際はもう少し上昇しているのでは? と感じます。
- ソフト面(学校の中身)でいえば、学校のコンセプトは、三田国際の方が、バージョンアップされている感はあります。(微妙な差異程度ですが。引き続き研究します。)
- 学校の雰囲気は、多少違うのではないでしょうか? 学校の説明会や文化祭に参加すると、三田国際のほうが、開放的な明るい感じがします。広尾の方が、真面目な感じです。(あくまで、我が家の印象)
- あとは、各ご家庭の好みもあるかと。
- 今度、三田国際の説明会で、「広尾学園と何が違いますか?」 と、直接聞いてみるかな?(笑)
疑問2)渋渋、渋幕のほうがよくない? 実績も出てるし・・・
- 「実績」や「偏差値の高さ」 重視であれば、もちろん、渋渋・渋幕でしょう。
- 渋渋・渋幕の田村校長は、時代の先を見据えた、素晴らしいリーダーだと思います。渋幕設立の経緯は、「中学受験 注目校の素顔 渋谷教育学園幕張中学校・高等学校 (学校研究シリーズ 9)」の1章や、「教えて! 校長先生 - 渋谷教育学園はなぜ共学トップになれたのか (中公新書ラクレ)」の1・5・6章あたりをみると、田村校長が、どういう時代認識、どういう思いで、設立されたのかがわかります。
- 当時は、「先行き不透明な時代」「国際化がより必要な日本」といった空気があったのでしょう。もちろん、これは、今も同じです。
- 三田国際の場合は、上記に加え、昨今の新しい時代認識を踏まえて、より新しいコンセプトに、バージョンアップされている感があります。例えば、「テクノロジー」「共感」「対話」「協業(コラボレーション)」といった要素は、今の時代ならではかと。
- もちろん、渋渋・渋幕のコンセプトは、他の普通の学校に比べると新しいものなので、その上での「実績」をとるか
OR
三田国際の「よりアップデートされたコンセプト」とるか
このあたりも、各ご家庭の判断かと。 - まー、そもそも、渋渋・渋幕は偏差値が超高いので(特に女子!)、そもそも偏差値が届くか問題はありますね^^;
三田国際を検討することの意味
- 私は、三田国際という学校を、「絶対に志望校へ」と言うつもりは、まったくありません(ご家庭の判断なので)
- しかし、この学校を「一度検討してみること」を、是非オススメします。
- 三田国際が提示する「見据えている未来」「見据えた未来に応じた教育」に、触れてみることに、意味があります。
- そのうえで、三田国際の言う「見据えている未来」が、「我が家の想定とは違うな」と思うのであれば、他の学校で、まったくもって良いと思います。
- 一方で、「見据えている未来」には共感するが、通わせるのは「●●中学の方がよい」。これもまた、アリだと思います。そして、そのときに、なぜ「●●中学の方がよいのか?」ということを、言葉にしていくと、学校選択の軸が、とてもクリアなものになると思います。
- 実際、我が家の場合、三田国際の説明会に参加し、「三田国際に共感するところ」「三田国際には共感するが、●●中学のほうがよいと感じる理由」を、夫婦で対話することで、我が家の学校選びの軸がよりクリアになり、我が家の学校選びが、”アップデートされた感” がありました (マジメな夫婦だなぁ~・・・)
- 「時代にあわせた教育」なのか「時代を超えて普遍的に通用するものを学ぶ教育」なのか、そのあたりでしょうか。
三田国際は、今後もウォッチしていきたいと思います。