三田国際(前編)~学校めぐりで印象に残った学校~
以前のブログ記事で、「4年生のうちに、学校見学をしまくった」という内容を記載しました。
見た学校の中から、印象に残ったいくつかの学校を、触れていきたいと思います。
これまで、駒場東邦、海城、桐朋とふれてきましたが、今回は「三田国際」について。
(注意)
・あくまで、「我が家の基準」でみたときの視点です
・感じ方は、ご家庭によりますので、「そういう見方をしてる人もいるんだな~」くらいの気持ちで見ていただけるとうれしいです~
・現在の子どもの偏差値は、一旦無視しています・・・!^^;
この学校、最近人気上昇中のようですね。様々な記事で目にします。
確かに、三田国際という学校は、調べたり、実際に訪れると、非常に気になる学校です。
一言でいうと、
「未来を見据え、未来のこどもに必要な教育にトライしている学校」
です。
三田国際を理解するために
この学校の良さは、以下の問いを考えてみると、より実感できるかと思います。
- 今の子どもたち(我が家であれば 2021年受験世代)が、大人になるときの社会をどう見据えるか?
- 未来を見据えたとき、子どもたちにとって、中高でどんな教育が必要か?
なかなか、難しい話ですよね・・・。
私が参考にしたのは、以下の書籍です。
■オススメの3冊
- だいぶ古い号ですが、この号の特集「息子・娘を入れたい学校2015」に、上記2つの問いを考えるヒントが提示されています。
- 特集冒頭の、藤原和博氏による、今後の社会の流れの概観が、非常にわかりやすいです。(20世紀成長社会 から 21世紀成熟社会へ)
- それを受け、2020年入試改革の狙い と 下村文科大臣(当時)のインタビューがあります。
- 古い記事ですが、本質はそんなにかわってないので、今でも十分参考になるかと。
10年後、君に仕事はあるのか?―――未来を生きるための「雇われる力」
- こちらは藤原和博氏の著作です。上記ダイヤモンドの記事で述べられている内容を、もっと詳しくしたものです。
- 今後の「生きる力」について、藤原さんの考え方がわかりやすくまとまっています(例: 情報編集力、ジグゾーパズル型とレゴ型の違い)
- これは、三田国際の学園長の大橋氏 と ホンマノオトブログで有名な本間勇人氏の本です。
- この本は、「第3部」を最初に読むことをオススメします。「21世紀型教育とは何を目指しているのか?」 時代背景から、狙いについて書かれています。
- ホンマノオトブログにおける本間氏の文章は、ちょっとわかりづらいのですが(私は好きですが(笑))、この本は平易にかかれているので、読みやすいです。
上記3冊が、まずはオススメですが、以下2冊もヒントは得られます。
- これも藤原和博氏の本です
- 中高生向け(?)に書かれた本のようで、文章が読みやすいです。
- 前述の「10年後、君に仕事はあるのか?」に内容は近いです。
- ホリエモンと、落合陽一氏 の書籍です。
- 今後の「仕事」や「働き方」について、想像が広がる本です。
- お二人は、エッジの効いた意見を述べられておりますが、「子どもたちの未来」を考える上で、刺激になる本だと思います。
三田国際を理解する上で、一旦、脇に置くこと
三田国際を理解する上で、以下の先入観・ツッコミを、一旦脇におくことをオススメします。
私も以下の3つを、一旦脇においてから、三田国際という学校が、より理解できるようになってきました。
1)「実績でてないじゃん!」を捨てる
- 戸板女子を、三田国際にリニューアルしてから、まだ最初の卒業生は出ていません。
- 最初の卒業生が出るのは、2021年3月です。
- しかも、最初から一気に実績(まー、何が実績なのか?という観点はありますが)が出るかもわかりません。
- ただ、三田国際のような、新しいコンセプトを掲げて、動き出す学校に実績を求めるのも違いますので、一旦、実績という観点は脇へ。
2)「横文字(例: アクティブ・ラーニング)はちょっと、、、」を捨てる
- 三田国際を語る上で、「アクティブ・ラーニング」やら「STEAM」やら、横文字は多く出てきます。
- いわゆる、この手のバズワード に、うさんくささを感じてしまう方は、この時点で、心のシャッターが降りてしまうかもしれません(私も、比較的そっちかも)
- ただ、一旦、その心地悪さは脇におき、横文字は、マーケティングの一環と割り切って、三田国際が本質的に伝えたいことを理解するようにするのが、良いと思います。
3)「偏差値表を上から見る」 を捨てる
- サピ偏差値では、日程にもよりますが、45~49 くらいでしょうか。
- 「それだったら、●●中学の方が、偏差値も実績も上ですね」で、三田国際をカットするのは、あまりにもったいないです。
- ぜひ偏差値を脇において、見てみるべき学校かと思います。
以上が前段になります。前段が長すぎですが^^;
続きは、次の記事「三田国際(中編)」で記載します。