あすなろblog ~2021年 中学受験(SAPIX 通塾)~

2021年中学受験終了の息子の受験日記。サピックス(SAPIX)通塾でした。自己紹介→ goo.gl/Y5h61X

海城 ~学校めぐりで印象に残った学校~

以前のブログ記事で、「4年生のうちに、学校見学をしまくった」という内容を記載しました。

見た学校の中から、印象に残ったいくつかの学校を、触れていきたいと思います。

今回は、「海城」について。

 (注意)
・あくまで、「我が家の基準」でみたときの視点です
・感じ方は、ご家庭によりますので、「そういう見方をしてる人もいるんだな~」くらいの気持ちで見ていただけるとうれしいです~
・現在の子どもの偏差値は、一旦無視しています・・・!^^;

 

■事前の印象

  • 海城は、説明会に行く前に調べていた段階で、私自身が、気に入っていた学校です。
  • 一言で言うと、「自己変革力がある学校」だと感じています。
  • ここでいう「自己変革力」とは、『学校自らが、「設立以来の歴史で築かれた "その学校らしさ"」をコアに据えながら、時代にあわせた新しい変化を、"学校らしさ"に紐づけながら、自ら起こしていく力』 とおいています (わかりにくいですね・・・^^;)。
  • 海城の変革の過程は
    https://www.kaijo.ed.jp/news/15825

    中学受験 注目校の素顔 海城中学高等学校―――学校研究シリーズ008
    の 第1章を見るとよくわかります
  • この改革の過程を通じて、多くのことが生み出されました。例えば・・
    ・社会科のカリキュラム改編
    ・社会科レポート
    ・教育理念の "新しい紳士" の定義
    ・海城としての"新しい人間力" "新しい学力"の定義
    PA(プログラムアドベンチャー)、DE(ドラマエデュケーション)の導入
    ・高校入試を廃止し、完全中高一貫
    ・高校入試の定員枠を、帰国生枠へ振り分けて、グローバル部を設置
    ・KSプロジェクト
    ・・・・
    などです。
  • この一連の改革過程は、とても筋が通ったものですが、読んでいると、
    「すごい大変だったんだろうな~・・・」と想像してしまいます。
  • 企業の組織変革もほんと大変ですが、企業以上にかわるのが難しい学校だと思います。学校改革を 1992年から常に続けている海城は、自己変革力が高い学校だと感じます。
  • 海城は、自校の取り組みが、常に理念と紐付いているので、論理的に非常に納得がいきます。なぜ、PAとDEを始めたのか? なぜ、KSプロジェクトを始めたのか? 常に明確です。
  • どの学校でも、表層的に、このようなプログラムを取り入れることはできるでしょう。しかし、海城は常に、海城が定義する「新しい"紳士"、"学力"、"人間力"」にひもづけて新しい取り組みを捉えており、ここが他の学校とは、「取り組みの骨太さ」が違うな と感じます。
  • なんだか、海城マニアのような内容になってきましたが(笑)、私は海城を、「理念」そして「理念と教育内容の論理の太さ」の観点で、よい学校だと感じています。

■事後の印象
説明会や文化祭に参加しました

  • 夏の説明会では、社会科のレポートや、授業のテキスト、PA・DEのビデオを見ることができ、海城の教育がよく理解できます
  • 社会科のレポートは、クオリティが高い!読み応えがあります
  • 説明会・文化祭を通じて、とても「真面目な学校」という印象をうけました。先生も生徒のみなさまも、礼儀正しく、真面目な方々が多い。
  • 一方で、私自身は海城が気にいっていますが、子どもはもうちょっと、おちゃらけた雰囲気なので、本人のノリとのマッチングは、やや微妙か・・・? (このあたり、学校選びの難しさがありますね。学校の良さ と 本人性格とのマッチング)
  • とはいっても、まだ文化祭を少し見たくらいなので、来年も、海城の学校自体に直接触れる場に参加して、海城の雰囲気を理解していきたいと思います。

 これから、どんな時代になるかは、誰もわからない。

であるがゆえに、「自己変革力」で自ら変わり続ける学校って、強いと思います。

企業もそうですが、「理想への渇望感」と「常に危機感」がある組織は、強いですよね。

海城の進んでいる道は、真っ当で力強いものなので、5~10年のレンジでみれば、進学実績の点でも、現在の同偏差値帯の学校よりは、1つ頭抜けてくるのではないでしょうか?!(勝手な予想)

 

■参考情報
海城のことを調べていたときに参考にした情報です

中学受験 注目校の素顔 海城中学高等学校―――学校研究シリーズ008
→ 書籍です。海城の変革の歴史や、PA・DEをなぜ始めたのか?がよくわかります。

中学受験 名門中学の子どもたちは学校で何を学んでいるのか
→ 書籍です。この本は名門校と呼ばれる学校を12校取り上げ、学校のプリントやテストの実物を載せながら、学校が大切にしていることが「授業」という側面でわかり、興味深いです。海城が出てきます。

https://www.kaijo.ed.jp/news
海城はホームページ上の情報公開が積極的なので、上記の「お知らせ」からみていくと、PR記事ではありますが、海城がよくわかる記事が多く見つかります。

例えば、海城らしい取り組みがわかるのは、

https://www.kaijo.ed.jp/news/15825
→ 変革の歴史 

https://www.kaijo.ed.jp/news/16859
→KSプロジェクト

https://www.kaijo.ed.jp/news/17431
→グローバル教育と社会科

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