4年生のうちに、18校の学校見学をしてみて
中学受験の先輩保護者のブログを見ていると
- 4~5年生のうちに学校見学は多くやっておくべき!(6年になると勉強が本当に大変なので)
- 自分の「あこがれ校」だけでなく、偏差値帯は幅広く見ておくべき(偏差値が、どこまで伸びるか/伸びないか わからないから)
ということを目にすることが多いです。
「6年になると学校を見る余裕がない → 結果、偏差値だけで学校選び」
というのは、相当イマイチだな~ と思い、我が家は、夫婦分担して、4年のうちに学校見学会・文化祭に行きまくりました。
■行った学校
- 筑駒(説明会、文化祭)
- 開成(文化祭)
- 麻布(説明会)
- 武蔵(説明会)
- 駒場東邦(説明会)・・・感想はこちら
- 慶応普通部(説明会、文化祭)
- 海城(説明会、文化祭)・・・感想はこちら
- 広尾学園(説明会、文化祭)
- 都立武蔵(説明会、文化祭)
- 芝(説明会)
- 桐朋(説明会、文化祭、展示会)・・・感想はこちら こちら2
- 本郷(説明会、文化祭)
- 三田国際(説明会、文化祭)・・・感想はこちら
- 都市大付属(説明会)
- 攻玉社(説明会)
- 聖学院(説明会)
- 文化学園大学杉並(説明会、文化祭)
- 開智日本橋(説明会)
■今年行く予定
- 渋渋(説明会) (→ 行きました 2019.1.7 追記)
- 東京ドルトン学園(説明会) (→ 行けませんでした 2019.1.7 追記)
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東京都在住なので、通学圏の関係で東京の学校中心に、現在の偏差値は無視して(笑)、まわりました。まわることで、気づいたことをいくつか・・・
1)志望校の軸が見えてくる
多くの学校をまわるのは、体力・時間的にも疲れます。ゆえに、「志望校の軸(付属or進学校 / 別学 or 共学・・・etc)」を決め、学校を見ていくというのが王道ではあります。
ただ、そんなにキレイに、物事を決められないのが現実。学校選びは、家選びにも似ているところがあると感じました。家選びでは、物件やモデルルームをいくつも行き、夫婦で対話が生まれることで、自分たちが家にもとめている「軸」が見えてくる面があります。
学校選びも全く同じで、学校に実際に足を運び、説明を聞き、先生・生徒の皆様と直接会話することで、自分たちが学校に求める「軸」が見えてくると感じました。我が家も、当初は言葉にできていなかった「軸」が見えてきましたし、夫婦での認識が徐々に揃ってきた気がします。
2)先入観を一旦「棚上げ」して、学校説明会に行くと、多くのことが見える
偏差値、進学実績、ネットの書き込み・・・などで、学校については何らかの先入観を持ってしまっています。一旦、これらを「棚上げ」して見に行くと、見えることが広がると感じました。
説明会に行って、学校の説明を伺ったり、先生・生徒さんの雰囲気に直接触れることで、印象が大きく変わった学校が何校もありました。(マイナス→プラス、プラス→マイナス 両方)
「ネットの情報を鵜呑みにするのはダメだよ~」と、こどもに偉そうなことを言っておきながら、いかに自分が、ネットの情報を鵜呑みにしていたかを気付かされることが多くありました^^;
3)意外と多くの学校に行けない。日程の事前計画が重要。
多くの学校に行けないのは、体力的・時間的理由もありますが、「日程が重なる」ことで、思ったよりも多くの学校に行けません。
説明会・文化祭のピークは、秋ではありますが、学校によっては、4~6月にもやってるところがあるので、4月のうちに、学校の年間予定を、公式HP見て、一気に書き出して、うまく日程をくむのがよいです。
こうすることで、「気づいたら、●●中学は説明会終わっていた・・」「●●中学と××中学は、日程がかぶって、どっちかしかいけない・・」といった事態は避けられるかと思います。
4)21世紀教育 と 伝統校
今、時代の変化とともに、中学受験マーケットは大きな変化に直面しているのではないでしょうか? 「21世紀教育を打ち出す学校」 と 「伝統校」という軸です。
保護者のみなさまも、今後の時代の流れを感じたり、また、日々の仕事・生活の中で、「もはや、学歴だけじゃないな」というのは、強く感じられているのではないでしょうか?
このような時代の変化をうまくとらえ、「21世紀教育」を標榜する新しい学校が何校か見られます。一方で、21世紀教育の中で言われている、「アクティブ・ラーニング」や「PBL」などは、伝統校では昔から「やってます」ともいえます(学校によりますが)。
親としては、「今後の時代観」「我が子の特徴」を鑑みた上で、そして最後はもちろん学力^^; を見定めた上で、いい学校選びをしようと思うと、なかなか難しいですね!
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いろいろまわって、我が家の「軸」に合いそうだなと感じた学校は、一旦、偏差値を「棚上げ」して書くと^^:
でしょうか。また、この話は別の機会に。