サピ国語 「天のシーソー」
# 前半はサピ内輪ネタ です
冬期講習あたりから、次の5年生を見据えてなのか、各教科、ぐぐっと難易度があがってきた感じがします。
その中で、今回の国語 B-34の「天のシーソー」ですが、私自身もテキストを読み、子どもから授業解説も聞きましたが、
超むずかし~~!!!!
(のは、我が家だけか?)
内容として、
・人の「外見」だけで、人の「中身」を評価してしまう人間の性質
・そのような行為に対する罪悪感
・罪悪感の高低を、比喩として、「シーソー」に投影
・・・って、こんなん読み取れる 小4っているの!?!? ^^;
とはいえ、うちの子のクラスの先生(ベット上位です)は、「今回は難しいよ」とおっしゃっていたそうなので、サピ側も難しいという認識でやっているのかとは思いますが。
でも、5~6年生になったら、こういうのを読み取り、設問を解けるようになっていく必要があるのだよ という先出しなのでしょうね。
いやはや、大人の方が勉強になるわ・・・、こういうテーマ・・・。
中学受験国語本である、「中学入試国語のルール (講談社現代新書)」にこんなことが書いてあります。
(中学入試)国語が求めているのは
1. 辞書に載っている言葉の意味や使い方を知っていること
2. 前後の文脈をきちんと読めること
3. 文章全体としてないを言いたいのかを理解すること
4. 現代社会が私達に何を求めているのか(世間の常識)を知っていること
教室は、1→3 を順に教えていくが、試験では、4→1 へと理解していくことが必要というのが、著者(石原さん)の意見で、4 については
「世間の常識はこういうものだろう」とか「みんなはこういうときにはこういう風に思うのだろう」といった、世間やみんなを一段高いところ(「メタレベル」)から見て答えを考える子ども。ちょっとひねていますが、成績は高い所で安定しているはずです。
ちなみに、私(筆者)はこういうひねた子は嫌いではありません。
という見解を持っています。そして、「小説のパターン(物語の型)」を見抜いて、問題を解くことの重要性を説いています。
中学入試国語の読み方・解き方は、このブログの記事で紹介した本が、神だと思っていますが、読み方・解き方をマスターすることに加えて、
「小説のパターン(物語の型)」や「説明文のテーマ」の引き出し
を、今後どれだけ広げていけるかは、大事な勉強なのでしょうね。
いやー、国語の勉強って、つい後回しにしちゃいがちだが、やれば絶対伸びるな~
ちなみに、この「中学入試国語のルール (講談社現代新書)」という本は、本の大部分は、入試問題と、著者による解説なのですが、真髄は冒頭の序章だと思います。40ページ位ですぐ読めるので、「中学受験国語」についての理解を深めるには、オススメです!