あすなろblog ~2021年 中学受験(SAPIX 通塾)~

2021年中学受験終了の息子の受験日記。サピックス(SAPIX)通塾でした。自己紹介→ goo.gl/Y5h61X

(本)中学受験の失敗学

中学受験本の話。

中学受験の失敗学~志望校全滅には理由(わけ)がある~ (光文社新書)

 なる本を、n-polany さんのブログで知り、

タイトルに惹かれて読んでみました。

 

いやはや、実に耳が痛い内容が多いですが、非常によい本。

親が(特に 父親)陥りがちな側面、そして そうなってしまう業界の構造を、ストレートに描いた勇気ある一冊。

2008年の本ですが、n-polany さんもおっしゃるとおり、

「今読んでも、全く色褪せない」 一冊

 

中学受験は、1.5年 関わってみて思いますが(まだ 4-5年生なので序の口ですケド・・)

「子どものため」という強烈な免罪符のようなものがあるため、

親が 過剰に入れ込んだり、暴走しがちな、危険なプロジェクト(?)だな~ と感じます。

もちろん、私自身も、入れ込み/暴走 の リスクがある人間の一人でしょう。

であるがゆえに、自分自身、過剰すぎないか? 暴走してないか? と、常に意識を向け、自分を客観視する必要があると、この本を読んで改めて感じます。

 

読んでみて、語り口は違えど、おおたとしまささんの 

中学受験「必笑法」 (中公新書ラクレ)

と、根本のメッセージは近いかなぁ~ と、私は受け止めました。

「必笑法」が、”陽”のテイスト、「失敗学」が ”陰” のテイストなので、読む人によっては、全然別の本 と感じるかもしれませんが、

ともに、中学受験についての、誰もが言いづらい ”不都合な真実” を、ちゃんと指摘してくれていて、そして、その不都合な真実から目をそらすことで、暴走していく親に警鐘をならしてくれています。

本の読後感としては、「必笑法」のほうが、”陽” のテイストなので、爽やかですが、「失敗学」のストレートさも ズシっときます。

ともに、受け止めておきたい二冊です。 

 

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